2020年きょうの一句集計+傑作選

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

 

突然ですが、Twitterの一部界隈には #偶然575 と言った文化があり、ツイートで575が形成されていたときにそれを愛おしむ人たちが居ます。

 

私もその一人で、自他問わず575が出来たとき、いいねをつけて「575」や「今日の一句」と指摘することがあります。また、長文の一部が575になっている際にも、5-7-5の形で改めてツイートをするタイプの指摘をすることがあります。

 

この指摘をするようになって足掛け3年目に入ったので、私が昨年見つけた句をまとめてみました。

 

集計方法

やほーbb(@yahoobb_th)のいいね欄を1年分遡り、改めて自身が今日の一句指摘をしていそうなものを探しました。*1 手作業です。

ただし、自分以外のツイッターアカウント名が入っているものは意図的に除外しました。とても載せたいものもあったのですが泣く泣くです。

 

なので若干当時の意図とそぐわないものが入っているかもしれません。ご理解ください。

 

また、自身の句を載せて欲しくない・集計して欲しくない・著作権を主張する、などの方がいらっしゃいましたら私のTwitterにご連絡ください。すぐに該当の部分を削除いたします。

 

集計期間

2020/1/1~2020/12/31

 

集計結果

データから発表していきます。

  • 見つけた句の総数 139句

週に2句のペースということですが、思ったよりも少ない気がします。これは最近の指摘回数が増えてきたことと初期にはいいねをつけずに指摘をしていたことが原因かなと思っています。

  • 一句以上見つけた日数 113日

今日の一句、と言っているので本来は一日一回のはずですが、結構適当に使っています。575と今日の一句を使うだけでツイート制限は回避できるので。

  • 一日に見つけた最大句数 4句(4/5)

一日4句は多いですね。これが達成された日は4月ということで、皆家にこもり始めて暇になっていた時期なのかもしれません。

  • 最も多かった月 11月(15句)
  • 最も少なかった月 1月(9句)

最初に言ったとおり、最近になってようやく指摘の形が固まってきたので納得の結果です。この他の月でも後半にいくにつれ多くなっていた傾向が見られました。

 

個人的傑作選

改めて見返したときに特に良かったと思う句を感想つきで紹介します。

 

6月中旬に見つけた句です。こういったツイートをしていることからこのままでは進級出来ないという焦りがあるようですが、それよりも履修などというものに囚われまいとする達観した様子が感じ取れる風情のある句です。

ハッシュタグ形式の一句です。17音で情景描写を行うためには上手な省略が重要になってくるのですが、本句は画像を同時に投稿することで詠み手の感じた悲哀を共有することに成功しています。SNS全盛期の令和の時代だからこそ生まれた新しい形の句と言えるでしょう。

  • VRヘッドマウントディスプレイ

1単語で575の形となっているタイプの句です。17音1単語という時点でなかなかないのですが、形まで一致しているものは1年でこれを含めて2つでした。VRという最新鋭のワードで読み手の想像を掻き立てておきつつ区切れを作り、そこからヘッドマウントディスプレイと畳み掛けてくる様子は圧巻の一言です。命名した人は類稀なる俳人に違いありません。

ください。

  • 今年こそ心穏やかに朗らかに

昨年の元日に詠まれた一句です。前年は詠み手にとって波乱の年だったのでしょうが、1年を穏やかに過ごすことが出来たのでしょうか。

これから丁度1年経ちましたが。今年もこうあってほしいと思わされました。

 

感想

12/31から集計のために遡っている間に、人々の句からその時にあったことを思い出して懐かしい気持ちになることが出来ました。

今年も自分が飽きるまでは続けていこうと思うので、皆さん宜しくお願いします。

 

おまけ

今回の集計に使ったデータを載せておきます。

あなたのお気に入りの句を見つけるのも、自身が詠んだ句を探して懐かしむのも良いかもしれません。

 

2020年今日の一句 - Google スプレッドシート

 

改めてですが、自身の句を載せて欲しくない・集計して欲しくない・著作権を主張する、などの方がいらっしゃいましたら私のTwitterにご連絡をお願いします。

 

 

*1:自分の指摘基準は結構ゆるくて、字余りをかなり許容して読んだときの雰囲気を尊重しています。