佐渡に行ってきた話
卒業旅行?ということで佐渡に行ってきました。
出発まで
そもそも今までの無計画旅と違って、佐渡にはinf年前から行きたいと言い続けていました。
というのも東大のIwannaさんが佐渡出身、どころか佐渡にあるホテル吾妻というところの息子ということで、事あるごとにTLの東大生たちが佐渡に行っていたのを眺めていたんですね(関係ない人もよく行っていた)。
とはいえアクセスの良い所でもないのでちゃんと時間をとる必要がある等、真に無計画に行ける場所ではないので二の足を踏んでいたのですが、今を逃したら次に行けるチャンスがいつになるか分からねぇ!となったため、この春に少人数で行くことにしました。
もともとは去年の夏に企画していたんですが、時期的にアレだったので……
今回のメンバー
- yahoobb_th
- dtokio264196
- GarlicGingerOil
- ssk(鍵)
1(/3)日目(2/26)
どちゃくそ人が大井町
— やほーbb (@yahoobb_th) 2021年2月25日
9時過ぎに東京駅を出発する新幹線に乗るので、8:45に東京駅集合。
やらかすことに定評のあるsskが居たので何かあるかと思っていたんですが特に何もなく集まれる。オタクやるじゃん。
待合室で見つけたこれを金曜朝のTLに貼ろうかどうか迷ったんですが、善人なのでやめておきました。
中継地点の新潟駅へは新幹線で2時間弱。速くない?
2*2の席を取って向かい合っていたら、乗務員さんに向かい合って話をするのはやめろと言われてしまったので戻す。面倒くさい時代だね。
車内では、マリオ3Dワールドを手伝ってもらったり、長岡あたりの雪景色を見て佐渡もやばいのかな~などと恐れたり、sskが闇のゲームことkakezanをして悶え苦しむのを眺めたりおもいおもいの過ごし方をしていました。
新潟駅には11時着。佐渡へは新潟港から出ているフェリーに乗るんですが、それまで時間があるので駅前でお昼を食べます。
うまい!
駅から港へはバスで15分ほど。新潟駅、海に近くないか?
フェリーの席は当日その場で買う。いい席は予約が必要らしい。ちょっと気になる。
船、すげー!
佐渡、すげー!
交通手段として船に乗ったことがないので興奮していました。外に出て風つえ~ってやったりカモメが手すりにウンコするのを見ていたり。
船には座敷スペースもあったので全員で寝っ転がることも出来ました。
両津港に着いたのが15時少し前。そこで早速発生する路線バス乗り換えチャレンジ、猶予は15分。
もともとこれは予定していたので、素早く3dayパスを買って乗り込もうとしたんですが、売店がクレカに対応していなかったのでちょっとタイムロス。旅行には現金を持っていこう!(n敗)
バスに揺られて1時間。佐渡の右のくぼみである両津港から左端である相川まで移動するので、海→山→海と景色が変わる。途中は田舎テンプレである幹線道路+ホームセンターがあるなど離島感がなかった。新幹線で怖がっていたほど雪はなかったので安心半分落胆半分という感じ。
4時過ぎにきらりうむ佐渡に到着。佐渡にある鉱山の歴史を語ってくれる場所です。
まだ出来て新しいみたいで、キレイな建物でした。写真撮っておけばよかった。
展示にも力が入っていて、3種類の映像コーナーそれぞれにプロジェクションマッピングだったり3面モニターだったりお金のかかっていそうな特色がありました。閉館時間を過ぎてもなお係の人が着いて説明をしてくれたのでありがてぇ……って言っていました。
きらりうむ佐渡に来たのは展示を見るためなのもそうですが、吾妻さんがここまで迎えに来てくれるという理由もありました。電話をすると車が来たんですが、オタク4人+荷物がかさばりすぎて詰め込み方に四苦八苦。ごめんなさい。
そして、到着。
海が綺麗。絶景リゾートを名乗るだけある。夕陽がとても美しいらしいんですが、到着時には既に沈んでいたので翌日に期待。
謎スペースいいね。
それはそうと、これ。
天才?
一瞬アイワナの入れ知恵を疑ったんですが、冷静になってそんなことはないなと思い直す。そうだとしたら粋過ぎるだろ。
そして、飯。
天才?
中央奥にあるのは日本酒飲み比べセットです。ぼくが飲みたいので付けました。
半月前なのでだいぶ忘れているんですが、呑んだ感想はこんな感じです。
天領盃:しっかり辛さはあるけれど、喉まで甘い香りが登ってくる。
真野鶴:口の中で味わっちゃうと淡白な味だけど、一気に流し込むと喉に辛さが来る。
北雪:口当たりが甘くて飲みやすい。
金鶴:一番見知った日本酒らしさがある。純粋に美味い。
真稜:美味しかった記憶はあるけど味に関してあんまり覚えてない。
料理は当然どれも美味しい。蟹とか刺身とか、冬場なのもあってどれも弾力があって美味しかったんですが、全員一致で印象に残っているのが海鮮味噌グラタン。和食のラインナップの中にグラタンが入っていて一見奇妙に見えたんですが、食べてみるとしっかり和に馴染んでいるし、それどころか料理から予想していた美味しさを突き抜けてきたあたりがインパクトあるのかなぁ。
その後は部屋でいろいろ。
闇の合宿になってる pic.twitter.com/EWmK6d6B82
— tokio (@dtokyo264196) 2021年2月26日
これはナブラ演算子ゲーム。discordの通話を繋いで配信していました。
この後はsskが苦行パズルをさせられるのを横目に3人で桃鉄をしていました。令和版、3年決戦の宝くじが強すぎるだろ。
1日目はここまで。
2日目がワクワクで一番ネタになるんですが、疲れたので一旦公開します。
3/19追記 書きます。
2(/3)日目(2/27)
7時起床。sskと二人で朝風呂。
初日で書いていなかったんですが、お風呂も景色が良い。日の沈む方向に開けた露天風呂があって大変綺麗だった。
そして朝ごはん。
日光が眩しすぎて白くなっている。写真が下手。
白米が2種類あって食べ比べが出来て、片方は美味しいごはんで片方は甘いごはんでした。どちらも美味しい。
2日目は佐渡金山跡からスタートして下っていく予定。とりあえずきらりうむまで送っていってもらう途中に金山から行きますって言ったらそのまま送っていって貰えた。助かる。
金山内部は、江戸以前ゾーンと明治以降ゾーンに分かれていて、内容はきらりうむで聞いたことが実例とともに紹介されているという感じだった。
とりわけ江戸のほうが人形を使っていて主張が強い。
こんな感じ。鉱山労働者って皆こんな濃い顔してるのかなぁと思わざるを得なかった。
その中でも1人(1体?)群を抜いていたのが、ひたすら酒が飲みたい女に会いたいと愚痴をこぼし続けているおじさん。見学の都合上音がよく響くので、どこまで行っても声が聞こえてきて軽くホラーだった。
この後は道遊の割戸を見に行ったり、オタクが金を取り出そうと四苦八苦していたりしました。途中ですれ違った人に話しかけられて、あー俺も東京からなんだよーなどと言われたんですが、誰だったんだろう。
売店に、酒おじさんTシャツがあってやっぱり人気者なんだなぁと思うなどしました。
ここでバスの時間を見る。
ちょっとだけ時間があるものの、金山前で路線が折り返すのでとりあえず歩きながら来たバスを拾おうという話になる。
当然こういう場所の道路は歩道がないので歩きにくい。端の方を歩いていても向こうから来たバスが危なかったので土手の上に避難。そのついでにそこにあったよくわかんない遺構を探索する。特にガイドとかあったわけでもないのでなんだったか記憶にない。
4人でガヤガヤしていると上からバスが来る音がする。んですが、奥に行き過ぎて間に合わない(は?)(1敗)。
上りバスが来た時点でバス停を見つけておくべきだったんですね(反省)。
仕方ないので、更に歩く。伊達に無計画してない。
30分ほど歩いて、佐渡奉行所跡に到着。
受付の人がめちゃくちゃ話かけてきて、もしかして佐渡の人って全員話したがりなのか?などと思い始めていました。後にあんなことになるとは思いもしなかった……。
内部はすっからかんの畳張り。
広い部屋があると、楽しい!
そんなこんなで12時頃、近くの郷土資料館にも行きたいけれど、先にお昼を考える。
山を下らないとご飯が食べられなさそうなので、更に歩く(バスさん……)。
適当に見つけたパーラーに入る。店の奥に店長の家族いるし、食器はバラバラだし、こんな店が未だに残っていたのかとなる。
メニューの先頭にあった肉スパを注文。これが絶妙に美味しくなかった。肉は美味しかったけど野菜のえぐ味をパスタ麺が吸って最後が辛かった。
でもそれはまだマシで、tokioくんはこんなものを食べていた。
旅先ガバガバフードファイト部門 pic.twitter.com/1ycNwuvzjU
— tokio (@dtokyo264196) 2021年2月27日
バカ?
ご飯が残って辛かったそうです。
気を取り直して郷土資料館へ。
開館ヨシ!どうして……
現在時刻14時。吾妻で夕陽を見るのが17時過ぎ。残り3時間。さて、どうしよう。
そこにある選鉱場でも見るか~と思っていたら、ぼくらの他にもう一組ぶらぶらしている人達がいる。お?やらかし仲間か?などと思っていたら話しかけてきた。
どうやら地元の方で、やらかし仲間ではなかったようです。残念。
これからどうしようと聴いてみたら、トキは見たかと尋ねられる。そういや見てねぇなと。トキというのは一時期よりは増えてきているらしく、場所と運が良ければ野生のトキも観測できるらしいです。
見てねぇな~などと言い合っていたら、トキポイントまで車で連れて行ってくれるとの申し出が。こっちとしても時間が余っているし、計画も立てていないので乗ることに。
さてと、ここで誘ってくれた方々の紹介をします。といっても全員仮名です。
一人目、サワダさん。50歳くらいの男性。一番に話しかけてきた。
二人目、イマエさん。40歳くらいの女性。ツアーガイドをしているらしい。
三人目、セキさん。70歳くらいの男性。トキの観測を長年しているらしい。
察しの良い方ならもうお気づきかもしれませんが、もうしばらく我々にお付き合いください。
この人達、我々のような迷える者達のガイドをよくしているらしい。車内でいろいろな国の人と撮った写真を見せていただいた。
トキポイントは佐渡島のど真ん中当たりだそうなので、途中で景色の良い海辺に寄る。泊まっている相川の当たりから、島の左下の部分まで全部見られる場所なので、純粋にテンションが上がっている。荷物を置いて桟橋にダッシュしたり、柄にもなく自撮りをしたりなどする。
この辺の写真も上げたいんですが、連れてきた方々との写真ばっかりなので申し訳ありませんが文章だけで想像してください。
その後、ここで改めて自己紹介をする。tokioくんだけフルネームを名乗って、ありふれすぎてイマエさんに覚えられていなかったのがちょっと可愛そう。
ぼくと誤の字が車内で屋号の話をしているうちにトキポイントへ。田んぼのど真ん中にいることがあるらしい。
しばらく流していると淡いピンク色をした鳥が。これがトキだそう。
近づくと逃げてしまうので、スマホで撮れる距離にはいけなかった。けれど、群れで行動する鳥らしいので、5,6羽がまとまっているのを見られて良かった。
時刻は15時。トキも見られて満足。後は1時間くらいおまかせという雰囲気に。
すると、サワダさんが「近くにお世話になっている仏教の施設があるんだけれど、良ければ話を聴きに行かない?」と言う。
うん?
とはいえ普通の寺の可能性もあるし、ここまで来て断りにくいしということで行くことに。
到着した先は、○-正/会佐渡会館。あーあ、出会っちまったか。
30分くらいの儀式を受けるためにここに個人情報を書いて仮入信してね!と言われる。アカン
ここでぼくは脳内で最適行動を考えます。その結果、
「あ、僕、実家が真言宗で、仮という形でも別のところに入るのはちょっと……。」
若干苦しいか?と思ったものの、サワダさんはじゃあ仕方ないねと受け入れてくれた。直後に誤の字もこれに同調。結局tokio・sskの受ける組とやほー・誤の字の残り組という2人ずつに分割される形に。
入り口で待ってる?それともセキさんと何処か行く?と尋ねられたので、ここで待ってますと即答。これついて行ってたらどうなったんだろう。
結局セキさんは僕らのところに残り、本当に儀式が終わるまで入り口で雑談をしていた。内容はたわいもない地元トークだったけど、一言ごとに言葉を選んで会話をしていたのを覚えている。
30分強の後、無事に受ける組が帰ってくる。こころなしかお互いに安堵の表情。
サワダさんは僕らに「ごめんね?暇じゃなかった?」などと声をかけてくれる。別に彼らに悪気は全くないんだよな。むしろ良かれと思ってやっているんだよな。方向がちょっとアレなだけで。
そして最後に車で送ってもらう。宿まで行っては欲しくなかったものの、強く断って機嫌を損ねても嫌なので吾妻の前まで送ってもらう。
お互いに儀礼的な挨拶をして別れた直後、全員爆笑。それはそう。
どうして折角の佐渡でこんな目に遭ってしまうのか、そもそも3人の関係を聴いておけばよかった3人はどういう関係なんだっけ?などいろいろ反省点はあるんですが、ネタになるからヨシ!と思えてしまう我々が居たのも事実で、無計画旅も行き着く所まで来たねぇという気持ちになっていました。
後は、キレイな夕陽を部屋から眺めたり、
キレイなガラスを作ったり、
sskも加えて4人で桃鉄をしていたりしました。
3年決戦で2回屯田兵してるの納得いかなすぎる pic.twitter.com/gMCie8kt5u
— tokio (@dtokyo264196) 2021年2月27日
何があっても酒は美味い!
3(/3)日目(2/28)
2日目の後に何話しても蛇足にしかならないと思うので手短に話します。
朝突撃してくる予定だったアイワナが起床に失敗しているのを横目に、佐渡博物館を見て隣のホテルの温泉に浸かって16時両津港発のフェリーに乗りました。土産物買おうとしたらクレカが認識してくれなくて大変だった。現金を借りる羽目になった。皆ごめん。
新潟から新幹線に乗って、3時間ほどで東京駅。行きより時間かかったな~と思ったら行きが大宮以外止まらない爆速運行だったことを後で知る。
反省
よい子のみんなは、知らない人について行かないようにしようね!